留学生たちの卒業後やいかに? これからの話をしよう:将来生き延びるための哲学

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 アメリカの大学というと、ハーバードなどのアイビーリーグばかり注目されるが、ほかにも一流校は多い。その代表格がリベラルアーツカレッジだ。知識詰め込み式ではない、考える力を養う教養教育により、多くのエリートを輩出している。トップリベラルアーツカレッジではどのような授業が展開されているのか。東大をやめ、全米No.1のリベラルアーツカレッジに入学した著者が、現地からレポートする。
留学生用に開催される「ボストンキャリアフォーラム」に参加してみた

今回は普段の授業から離れて、大学卒業後について書いてみよう思います。
題して、「これからの話をしよう:将来生き延びるための哲学」です(どこかで聞いたことあるような……)。

卒業後は大きく分けて2つの道があります。それは、「就職」と「大学院」です。

就職:留学すると就職は不利なのか?

留学される方で、「就職が心配だ」という方は多いと思います。「日本の大学を出ていたほうが就職には有利なんじゃないか」とか、「日本で働きたいなら海外に出るのはマイナスなんじゃないのか」とか……。少なくとも私はそう思っていました。

しかし、 実は留学生用にアメリカで開催されるキャリアフォーラムがあるのです。そのひとつである「ボストンキャリアフォーラム」に行ってみました。今回は仕事もインターンも取りに行くつもりではなく、キャリアフォーラムとはどんなものなんだろうか、という気楽な感じで参加してみました。

ボストンキャリアフォーラムとは

ボストンキャリアフォーラムは、毎年秋に、3日間にわたって開催される、日英バイリンガル用の就職フェアです。東京やニューヨークでも日英バイリンガル用のキャリアフォーラムは開催されますが、ボストンは最大級の規模です。就職がメインですが、インターンの募集などもしています。

昨年は190社が参加しました。ゴールドマンサックスなどの金融系、三菱商事などの商社から、ジョンソン・アンド・ジョンソンなどのヘルス系、アバクロなどのアパレル系などなど、本当に多種多様な企業が参加しています。これほど多くの企業が留学生を獲得しようとしていることに驚きました。

日本では、就職活動は数カ月間の長期戦になることが多いようですが、このキャリアフォーラムは短期決戦、3日間で内定まで出てしまうこともあります。留学生用と書きましたが、実際のところ日英バイリンガル用ですので、現在留学していなくても、日本からこのキャリアフォーラムのためにやってきた人もたくさんいました。

ボストンに行く途中の電車で友達になった人は、カナダに10年間住んでいる中国人でした。彼女はすでに社会人だったのですが、彼女曰く、ボストンキャリアフォーラムでは中途採用も行っているようです。

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