なぜ私は、東大法学部をやめて留学したのか 私がリベラルアーツカレッジを選んだ理由

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アメリカの大学というと、ハーバードなどのアイビーリーグばかり注目されるが、ほかにも一流校は多い。その代表格がリベラルアーツカレッジだ。知識詰め込み式ではない、考える力を養う教養教育により、多くのエリートを輩出している。トップリベラルアーツカレッジではどのような授業が展開されているのか。東大をやめ、全米No.1のリベラルアーツカレッジに入学した著者が、現地からレポートする。
全米のリベラルアーツカレッジ・ランキングでトップに輝く、ウィリアムズカレッジ。4学年の全生徒の中で、日本の教育を受けた日本人は、佐久間さんただ1人だ。

ネームバリューという価値観

東大をやめて留学をしたという私の経歴を聞いた人から、これまでいろんな反応を受けました。

「せっかく東大に入ったのにやめたなんてもったいない」

「何があったの」

「東大やめて海外行くなんてかっこいい」

「学歴とかネームバリューに縛られてないんだね」などなど。

正直言って、ネームバリューを気にしていないわけではありません。気にしていなければ、東大を目指すこともなかったでしょう。東大を選んだのは、有名だし、周りの友達も皆目指しているし、駒場なら家から自転車で行ける、という浅薄な理由によるものです。恥ずかしながら、法律を勉強したいからとか、東大でしかできないことがあるから、というような明確な目的は持っていませんでした。

なぜリベラルアーツカレッジか

高校3年生になる前の春休みに、私の姉が通うアメリカのリベラルアーツカレッジ、スワースモアカレッジ(ペンシルバニア州)を訪問した時のことでした。1年間受験生活に浸る前に、姉に会っておこう、という軽い気持ちでアメリカに渡りました。

生徒5人と教授1人の授業が普通という少人数教育、全寮制、広大なキャンパスと施設――そこで展開されていたのは、日本とは全く違う教育でした。姉の授業を見学させてもらったときに、学生が主体となってディスカッションを進めていたことに感銘を受けました。と同時に、学生と教授の話している英語が驚くほどわからなかったことを覚えています。そんな環境で勉強する姉をうらやましく思い、アメリカ大学留学という選択肢を考えるようになりました。

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