「東大式」とは異なる、米国流の中間テスト

ウィリアムズカレッジの中間テスト

アメリカの大学というと、ハーバードなどのアイビーリーグばかり注目されるが、ほかにも一流校は多い。その代表格がリベラルアーツカレッジだ。知識詰め込み式ではない、考える力を養う教養教育により、多くのエリートを輩出している。トップリベラルアーツカレッジではどのような授業が展開されているのか。東大をやめ、全米No.1のリベラルアーツカレッジに入学した著者が、現地からレポートする。

東大との評価方法の違い

大学がどんな教育に重きをおいているのかということを考えるうえで、評価制度はひとつの指標になると思います。たとえば東京大学では、語学の授業は出席点30%+試験の成績70%、その他の授業は期末試験の成績のみが評価対象でした。試験では授業で扱ったことを正しく理解できているかどうかを問う記述問題がメインでした。このことからも、東京大学の(少なくとも1年次の授業では)授業内容の理解を目標としていることがわかります。

一方、ウィリアムズでは、文科系の授業は、出席点30%、ペーパー60%、試験10%くらいの比率が中心です。試験がない授業も多くあります。出席点は、ただ授業に顔を出せばいいわけではなく、授業中のディスカッションにどれだけ貢献したかが問われます。発言の回数だけではなく、授業のディスカッションを進める上で意味のある発言をしたか、ということが評価されます。

また、文科系であれば、ペーパーはどの授業でも少なくとも学期中に20ページは課されます。さらに、チュートリアルという生徒2人、教授1人の授業では、60ページは書くことになります。このことからも、ウィリアムズでは、授業内容の理解を基に、自分が何を考えたかについて、論理的に説明できる力を育むことを目指していることがわかります。

それでは、1年生のときに履修した、数学、中国史、ダンスのクラスの中間試験やペーパーについて紹介していきます。

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