2 早寝早起き
1でも書いたが、夜更かしすればするほど照明・テレビ・エアコンの電気代を消費する。特に、照明器具は全体の使用電気量の2割近くを占めている。光熱費を節約したい家は、とっとと寝よう。また、貯めている主婦には早起きが多いようだ。家族が起きる前のほうが、あれこれ声をかけられずに済んで家事効率がいいのだろう。時間をダラダラ使わない意識が、おカネへの意識にも重なるようだ。
収納スペースは見通しよく
3 冷蔵庫はスカスカ、冷凍庫がぎっしり
貯まる家を見分けるには、物を入れている収納スペースを見るに限る。その代表的なものが冷蔵庫だ。冷蔵庫(特に冷蔵室やチルド室)がぎゅうぎゅうの魔窟化している家は、まず貯まらない。買ってきたものをそのまま突っ込んでいて、一番奥に何があるかわからない状態になっているなら、かなりのレッドカード。使い忘れの食材や期限切れの調味料が奥から発見され、結局捨てるはめになるなら、それは買ったおカネも一緒に捨てるということだ。
逆に、食費節約の達人の冷蔵庫は、必要以上の買いだめはせず、食材を買ったらすぐに料理できるよう下ごしらえを済ませて保存しているので、冷蔵室はスカスカで、冷凍庫のほうがぎっしり詰まっていることが多かった。同じように、クローゼットがぎっしりの家は、一見して手持ち服の全貌がわからず、つい似たような服を買ってしまうこともある。収納スペースは見通しよく、がポイントだ。
4 床にモノを置いていない
貯め上手という人の家は、一見して家の中がすっきり片付いているし、床にモノが置かれていることが少ない。モノがなければ掃除もしやすく、掃除機をかける時間も短くて済むから電気代も余計にかからない。まめに掃除していて汚れが溜まらない家は、強力な洗剤を買ってくる必要もない。また、片付いている家をキープしようとすれば、細々とした余計なモノは買わなくなる。自然に買い物に慎重になり、おカネも残るというわけだ。
5 大量のストックを持たない
お買い得だから、セールだからと、食品や日用品のストックが家の収納庫を占領している家は、逆に節約ベタの証拠。ストックがあればあるほど、つい節約しようという意識が緩み、かえって消費量が増えてしまうからだ。昨今はビジネスでも、余剰在庫をいかに減らすかという時代ではないか。適量買いの適量消費が家計にも優しい方法だし、少々足りないくらいのほうが節約意識も身に付く。
全体的にモノが多い家には、ストック品も多い。つまり、それだけ財布からたくさんおカネを払っているという証明だと思おう。
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