元なでしこ・宮間あやさん(40)「絶望でしかなかった。でも生きていくと決めた…」。彼女が初めて語った《引退の真相》とサッカーへの思い

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元なでしこジャパンキャプテンの宮間あや。初めて引退した理由を語った(写真:今井康一撮影)

「朝、目が覚めたとき、もしその日一番やりたいことがサッカーじゃなかったら、私はその日に引退する」

現役時代、彼女はそう断言していた。「彼女」とは、元なでしこジャパンの司令塔・宮間あやさん(40)だ。

【インタビュー後編】元なでしこ・宮間あやさん(40)突然の引退から9年。「大切なものを守るために、自分はどうなってでもがんばりたい」表舞台に戻ってきた理由

人々に勇気を与えたW杯初優勝

いまから14年前、初優勝を飾った女子ワールドカップ決勝のアメリカ戦で、反撃の1点目を挙げ、正確なコーナーキックで澤穂希の劇的同点ゴールをアシストしたのが宮間だ。PK戦の末に勝利をつかんだなでしこジャパンの姿は、この年の3月に起こった東日本大震災から立ち上がろうと戦う人々に勇気を与え、空前の女子サッカーブームが巻き起こった。

翌2012年のロンドン五輪では、女子サッカー史上初の銀メダルを獲得。2015年のカナダワールドカップでは、宮間はレジェンド・澤の後を継いでキャプテンを務め、チームを準優勝に導いた。

しかし、なでしこブームは長くは続かなかった。

【写真で見る】「朝、目が覚めたとき、もしその日一番やりたいことがサッカーじゃなかったら、私はその日に引退する」と話した宮間あやさん(6枚)
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