ディズニー幹部が明かした『SHOGUN 将軍』続編秘話・・・日本のクリエーター集め「独自コンテンツ増やす」と意気込むディズニープラスが向かう先

日本は最も優先順位の高い市場
――FXで制作したドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』が世界的に高い評価を受けました。

『SHOGUN 将軍』は構想から完成まで10年かかっており、特に脚本づくりに時間をかけた。これまでFXでは経験のない規模だった。
ビッグベット(大きな賭け)だったが、ディズニープラスというグローバルなプラットフォームがあったからこそ、可能になった作品だと思う。
西洋人の視点からステレオタイプの日本を描くことは、絶対にしたくなかった。現在の日本人の視点で「侍」を描いたことが、独自性につながったと思う。
そして、オーセンティシティ(本物)であったこと。セリフの約8割が日本語で、当初心配する声もあったが、それも本物さにつながった。観客の皆さんが字幕に慣れていたことも、広く受け入れられた理由だろう。
――『SHOGUN 将軍』は、シーズン2と3の製作が決まりました。
当初、続編の予定はなかった。しかし手ごたえがあったので、シーズン1の配信開始の前から続編を考え始めていた。今は脚本を書いているところ。2026年1月には撮影を始める見込みだ。
シーズン1と同程度の規模で制作することを目指している。カナダのバンクーバーにシーズン1で利用した大規模なセットがあり、そこで撮影を進める。必要があれば、日本で撮影することも検討したいと思っている。
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