“仲間探しオーディション”で「タイプロ」が大ヒットも、《新生timelesz》が仲間よりも“家族”を打ち出しているワケ

「あえてこの場を借りて宣言させていただきます。我々は家族です。家族となりました。苗字は……timelesz(タイムレス)です」
「timelesz襲名式」と題した記者会見が行われ、8人体制がスタートしてからからまだ半年も経ってないの!? そう驚いてしまうほど、すっかりお茶の間の人気者になっているtimelesz。展開のスピードがとにかく早い。
Sexy Zoneからグループ名の改名を経て、Netflixにて配信された新メンバーの公開オーディション番組「timelesz project(タイプロ)」が大ヒット。2025年2月15日から新生timeleszが始動している。
冠番組が2つ始まり(「タイムレスマン」「timeleszの時間ですよ」)、6月11日にリリースしたニューアルバム『FAM』はビルボードの総合アルバムチャートで1位を獲得。現在8人体制後初のツアー「We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 ~FAM~」真っ只中だ。

“家族”というコンセプトは必要なのか
ニューアルバムのタイトル『FAM』はFamilyの略で、「timeleszに関わるすべての人々、みんなで大きな家族」とし、仲間や居場所をテーマにした楽曲が中心だ。
ただ、少し驚いた。確かにSexy Zone時代はイメージ的に家族感が強いグループだったからこそ、timeleszは、もう少し距離感のある、新たな冒険の“仲間”がテーマになると思っていたのだ。
家族になっていきたい、ではなく最初から「家族になった」と宣言する強さ。そして『FAM』。そこに見えるのは、「メンバーの運命を引き受けた」という覚悟だ。
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