“仲間探しオーディション”で「タイプロ」が大ヒットも、《新生timelesz》が仲間よりも“家族”を打ち出しているワケ
そして新メンバーが決まった直後、彼らはもう、そこから“永遠に”安心してファンたちが集える「居場所」も作ろうとしている。
昔であれば、アイドルというのは、20代半ば、若ければ10代の瑞々しさを活用する期間限定の職業だった。しかし、いつからか、その賞味期限が長くなり、40歳を超えても現役で活躍する人も多い。
歌やダンスだけではなく、「仲良く、時にはケンカもし、一生をかけた運命共同体になる」。そのプロセスや裏側も、「behind」というタイトルのエンタメになっている。
しかも“一生”の覚悟で駆け抜ける。それに寄り添い、応援するファンも、長い長い旅となる。
だからこそ、スタートからあまり家族という言葉にがんじがらめにならないでいてほしい、と応援する側は思う。彼らの公式サイトの解説には、こう書いてある。
「家族=様々な人生模様の交差」

これまでにないアイドルグループの道
今の、立ち位置を探りながら支え合う距離感で、じゅうぶんに心地がいい。オリジナルアルバムの『FAM』という言葉の響きは、ちょうどいいのかもしれない。ファミリーとまで言い切らない、しかし、ドンと安定感のある大文字の「FAM」。
夢を叶えた者、諦めた夢を掴んだ者、支え合える仲間を得た者。さまざまな人生を送ってきた彼らの声が重なる応援歌は、それだけでもう、素晴らしい心の居場所を作ってくれているのである。
元メンバーのマリウス葉は芸能界を引退してネクストキャリアを進み、中島健人もソロで着実に活躍の場を広めている。オーディション落選組も、ROIROM(本多大夢、浜川路己)、鈴木凌、西山智樹、前田大輔をはじめ、続々とさらなる輝きの場を示している。
芸能界激震の時代、どう道を切り開いていくのか。それぞれが交差する未来も含め、これまでにない展開が待っているかもしれない。
Sexy Zoneからtimeleszへの歩みは、新たなコミュニティの可能性。人生(パーティー)を盛り上げる、その活動を見届けたい。
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