これだけは絶対に避けたい!致命的な「3つの病気」とその防ぎ方 【脳梗塞】【心筋梗塞】【高血圧】のすぐにできる対策とは?

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不調の人物
特に避けたい「脳梗塞」「心筋梗塞」「高血圧」について解説します(写真:C-geo/PIXTA)
誰もが長く健康でありたいと願うもの。病気を完全に防ぐことは難しくても、日ごろの生活の中でできる有効な予防策があります。数々の病気の中でも特に避けたい3つの致命的な病気とその防ぎ方について、産業医・心療内科医の吉田英司さんに解説してもらいます。
※本稿は『一生健康に働くための心とカラダの守り方』から一部抜粋・再構成したものです。

脳梗塞の3つの初期症状とその対応

『脳梗塞(のうこうそく)』
脳梗塞は「身体の半分が動かしにくくなる」「言葉が出にくくなる」などの症状があり、身体を使う仕事と頭を使う仕事の両方に大きな影響が出る

脳梗塞という病気はご存じの人が多いでしょう。

言葉が話せなくなる、半身麻痺になり片方の腕が曲がって固まり、歩行にも不自由な感じがある、などの症状が現れます。街中やテレビなどで、そういう場面を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

脳梗塞とは、脳の血管が詰まることで血流が途絶え、その先の脳組織が酸素や栄養を受け取れなくなり、脳に障害が生じる病気です。

これは脳卒中の一種で、日本では非常に多い病気の一つです。年間に20万人程度が発症すると推定されており、約6万人が亡くなっています。

血管が詰まるという状態は心筋梗塞と同じです。脳の血管が細くなる、血管の壁が脆(もろ)くなる、などの状態となっています。いわゆる生活習慣病による動脈硬化が原因で、肥満や高血圧、糖尿病などが関係しています。

そのため、それらの疾患の予防や、疾患を定期的に治療して数値を適正に管理することが重要なのは想像できるでしょう。

ただし、実は脳梗塞には動脈硬化以外の原因もあり、それらにも対策が必要です。

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