これだけは絶対に避けたい!致命的な「3つの病気」とその防ぎ方 【脳梗塞】【心筋梗塞】【高血圧】のすぐにできる対策とは?
有名なのは不整脈の心房細動です。
脈拍が不定期になると心臓の中の血液をうまく押し出せなくなり、血液がうっ滞します。心臓でうっ滞した血液の中で血栓(血液の塊(かたまり))ができて、心臓から押し出されます。心臓から押し出された血栓が脳に流されて、血管が詰まってしまいます。
心房細動に関しては、毎年の健康診断で指摘されたら、必ず精密検査を受けるようにしましょう。
また検査を受けたまさにその時に不整脈が発生していないと、検査結果では不整脈があることがわかりません。
健康診断の結果で不整脈の指摘がされていなくても、日常生活で頻繁に動悸(どうき)を感じるのであれば、24時間の心電図検査を受けてみましょう。今は、循環器内科を受診して症状を話すと、入院しなくても自宅で24時間の心電図検査を実施することができます。
市販のヘルスケアデバイスで不整脈のアラートが出る機械もあるので、そちらを試してみてもいいでしょう。
若年層でも発症することがある
また、頸動脈解離と言って、首の動脈の壁が裂けることで脳梗塞を起こすこともあります。
整体やカイロプラクティックなどで過度に首を捻る、転倒した時に首を打つなどの軽い外傷を負う、スポーツなどで首を激しく動かした時などに、頸動脈が傷つくことで頸動脈解離が起こります。
外傷やスポーツなどが原因なので、20〜30代の若年層でも発症することがあります。また、夏の時期に脱水状態になると、体内の水分不足により血液が濃くなり、血栓ができやすくなります。
脳梗塞は半身の運動麻痺や言語麻痺などの症状があり、デスクワークにせよ身体を使う仕事にせよ、大きな影響が出ます。その場合、おそらく以前と同じように仕事ができる人はほとんどいないでしょう。
生活習慣はもちろん、不整脈や首への過度な負担、また脱水などに注意して、脳梗塞の予防を心がけましょう。
また治療としては血栓溶解療法や血栓回収療法などがあり、発症から数時間程度で治療を開始すると、症状をほとんど残さずに治療できることもあります。もし脳梗塞の症状が出た時は、迅速に行動することがとても重要です。
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