「生涯現役で働きたい」「ボケたくない」「寝たきりにならず、最期まで自分の足で歩きたい」と考える人は多いだろう。
日本における代替医療の第一人者である帯津良一医師は、87歳になる今日も現役で臨床の場に立つ。
多忙な日々を送りながらも、87歳まで大病の経験なし、30年間風邪知らずで最近『1日1分からはじめる65歳からのらくらく呼吸法&気功』を上梓した帯津医師が、「元気と健康の秘訣」を明かす。
日々忙しく過ごす、87歳現役医師
私は今年87歳になりました。おかげさまで気力・体力とも衰え知らずで、現役医師として日々、大変忙しく過ごしています。
まず平日は2カ所の病院で診察をこなし、合間に院内で気功や太極拳教室の指導を行います。
週末は講演のために地方に出かけることがほとんどです。月に4~5回、土日のどちらかは出張となります。これとは別に雑誌の連載や書籍の執筆があり、これは平日の早朝や週末の講演のない日にまとめて書きます。
要するに1週間、ほぼ休みなし。帯津三敬病院を開院して40年来、ずっとこのスタイルを続けています。
高血圧や痛風の薬は飲んでいるものの、この年まで大病をしたことはなく、足腰ともにいたって元気です。
ことさら長生きをしたいとは思っていないけれど、生涯現役で日銭を稼ぎ、夜になったら晩酌を楽しむ、これが私の生きがいそのものです。
そのために私が実行している健康法が3つあります。今回はそれを紹介したいと思います。
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