ストレスは「心臓の健康」に直結「心疾患のリスク」に
4月から職場や人間関係など新しい環境での生活がスタートした人もいらっしゃるかと思います。
慣れるまで何かとストレスを感じる毎日かもしれません。社会生活を送るうえでストレスはつきものですが、過度なストレスは心疾患を引き起こす危険があるので、十分な注意が必要です。
ストレスと心臓の関係について、簡単に説明しましょう。
私たちはストレスを感じると、体内で「ノルアドレナリン」 というホルモンが放出されます。このホルモンの作用で、血圧が上昇したり、心拍数が増えたりします。
これは、ストレスに対抗して活動に適した状態になるという、体の自然な反応でもあるわけですが、血圧・心拍数が上昇すれば当然、「心臓への負荷」は増大します。血管が動脈硬化を起こしていれば、心血管事故も引き起こしかねません。
詳しくは拙著『「100年心臓」のつくり方』をお読みいただきたいと思いますが、要は「ストレスは『心臓の健康』と直結している」のです。
「うつ病」と心不全が関係するとの研究結果もあり、心不全を予防するためには、メンタルを良好に保つことも大切なのです。
今回は、私たちが日常生活の中で知らず知らずのうちにもストレスを強め、心拍数を上げてしまっている「4つの考え方・思考のクセ」を、私が実践している「ストレスを切り抜ける思考法・対処法」とともに紹介します。
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