「ストレス多い人」は"4つの考え"を捨てるべきだ 怒り・ストレスを消す「魔法の言葉」も紹介!

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ストレスはあなたが思っている以上に「心臓に大きな負担」を与えるものです(写真:shimi/PIXTA)
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生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパート「血管の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、その減量メソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』(東洋経済新報社)に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点からアドバイスする1冊で、発売後わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が、「『心臓の健康』に大きな悪影響を及ぼす『ストレス』との付き合い方」について解説する。

ストレスは「心臓の健康」に直結「心疾患のリスク」に

4月から職場や人間関係など新しい環境での生活がスタートした人もいらっしゃるかと思います。

慣れるまで何かとストレスを感じる毎日かもしれません。社会生活を送るうえでストレスはつきものですが、過度なストレスは心疾患を引き起こす危険があるので、十分な注意が必要です。

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

ストレスと心臓の関係について、簡単に説明しましょう。

私たちはストレスを感じると、体内で「ノルアドレナリン」 というホルモンが放出されます。このホルモンの作用で、血圧が上昇したり、心拍数が増えたりします。

これは、ストレスに対抗して活動に適した状態になるという、体の自然な反応でもあるわけですが、血圧・心拍数が上昇すれば当然、「心臓への負荷」は増大します。血管が動脈硬化を起こしていれば、心血管事故も引き起こしかねません。

詳しくは拙著『「100年心臓」のつくり方』をお読みいただきたいと思いますが、要は「ストレスは『心臓の健康』と直結している」のです。 

「うつ病」と心不全が関係するとの研究結果もあり、心不全を予防するためには、メンタルを良好に保つことも大切なのです。

今回は、私たちが日常生活の中で知らず知らずのうちにもストレスを強め、心拍数を上げてしまっている「4つの考え方・思考のクセ」を、私が実践している「ストレスを切り抜ける思考法・対処法」とともに紹介します。

次ページ「ストレス招く思考のクセ」ひとつめは?
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