「プチ断食ダイエット」は危険!?
最近、朝食を抜く「プチ断食ダイエット」「16時間断食ダイエット」がはやっていると聞きます。
「朝食を欠食することで内臓を休ませる」「1日の摂取カロリーが減ってダイエットにつながる」ということのようです。
また空腹時間が長いと 「サーチュイン(長寿)遺伝子」 がオンになって健康にいい、長生きができるという意見もあります。
しかしこれは何も 「断食」をしなくても、食事量を減らしたって同じなのです。
サルの実験で、カロリーを制限したグループと通常の食事を与えたグループとでは、カロリー制限をしたグループのほうが病気のリスクが少なく長生きしたという有名な実験があります。これはカロリー制限であって「断食」をさせたわけではありません。
要は 「腹八分目」を守っていれば、つねに「サーチュイン遺伝子」は軽くオンの状態になっているのです。
だからこそ、ここで私が注意喚起したいのは、朝食を抜くことの「さまざまな重大リスク」についてです。
朝食を抜くと、かえって肥満になるというデータも出ているほか、「脳心血管系疾患」になるリスクを高めたり、糖尿病を悪化させたりするという報告もあります。
私が提唱する「日本人の死因第2位の心臓病(心不全)」を避け、「人生100年時代」を最後まで満喫できる「『心臓の健康』にいい生活」を送るうえでも、朝食を抜くことはNGです。
今回は、朝食抜きが「心臓の健康」にNGな2つの根拠・理由と、忙しい毎日に朝食をしっかりとるコツについてお話したいと思います。
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