医師が警告!「朝食を食べない人」が超危険な根拠 "血管の名医"が「簡単、時短、やせる朝食」も紹介

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まず、朝食を抜くと、午前中、空腹感からイライラして「交感神経」が高まってしまうという問題があります。

血糖値の急激な上昇・下降は「血管を傷つける大敵」

【1】イライラして、午前中から「交感神経」が高まってしまう

私たちは、興奮したり、緊張したり、イライラしたりすることで、「交感神経」が高まります。それに伴って、心臓はドキドキと激しく動き、心拍数が上がり、血圧も上昇します。

これにより、心臓は「高い負荷」に逆らって、強く収縮して血液を送り出さなければなりません。

「心臓の健康」を守る大前提のひとつとして、日常生活で「血圧・心拍数をムダに上げない工夫」をすること、そのためには「交感神経を過度に緊張させない」ことが大切なのです。

それに、お腹が空いて「お昼はまだかな」と気にしていたら、集中力も落ちて、勉強や仕事のパフォーマンスが下がってしまいますよね。

自律神経を整えるためにも、朝食は重要なのです。

朝食を抜くと、空腹感で午前中イライラしがちになり、交感神経が高まって心臓に負担をかけてしまう。集中力、勉強や仕事のパフォーマンスを上げるためにも朝食は重要(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
【2】「昼食後の血糖値」がガツンと上がり、血管に「ダメージ」を与える

もうひとつは、朝食を抜くと、昼食後の血糖値がガツンと上がってしまうことです。

血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが多量に分泌されるため、今度は急激に血糖値が下がります。この血糖値の急激な上昇・下降は「血管を傷つける大敵」となります。

朝食をとらないと「低血糖」の状態が長く続くので、体は「インスリン拮抗ホルモン」という、血糖値を上げるホルモンを分泌します。そこに昼食をとると、いつも以上に血糖値が上がりやすくなるわけです。

朝食をとらない分、お昼にたくさん食べてしまう可能性もあり、それもあわせて気をつけたいところです。

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