「安月給で働き、年金もロクにもらえず死ぬ」。令和に絶望する大人たちが"80年代"コンテンツに逃避する切実な理由
40代~50代前半は“失われた30年の犠牲者”
「キミたちはロスジェネだもんなぁ。失われた30年の犠牲者だぁ、ひどい話だ。(中略)やり甲斐とか身近な幸せとか、ヌルいこと言ってるやつは、この国と一緒に沈んでいくだけ。安い賃金で働かされて、山ほど税金持っていかれて、年金もロクにもらえず死んでいく。大部分がそうだ。無知で愚かなんだよ」
現在放送中のテレビドラマ『ラムネモンキー』(フジテレビ系)の第5話で、元レンタルビデオ店の店長・蛭田(生瀬勝久)は、51歳の主人公である雄太(反町隆史)、肇(大森南朋)、紀介(津田健次郎)の3人にこう言い放った。
蛭田と主人公たちとの間には、埋めがたい感覚的な溝がある。バブル時代を享受し下剋上を体現した世代と、気付けば足元が泥沼に浸かりある種の堅実さを強いられた世代とのギャップだ。
蛭田は80年代のアダルト産業全盛期に大儲けし、その後アダルトショップから当時流行し始めたレンタルビデオ店に形態を変えてフランチャイズ化に成功。さらには、バブルがはじける直前、全店舗を大手に売却し多額の資金を手に入れ投資家になった。つまりは、好景気の恩恵を大いに受けた世代だ。




















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