「趣味が全然ない人」「ある人」"健康"驚きの差 趣味の有無で「ここまで」差がつく!研究データ

✎ 1〜 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「楽しく没頭できる趣味」があることは「健康」にどのくらいつながる?(写真:8x10/PIXTA)
この記事の画像を見る(3枚)
生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパートで、「心臓の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、その減量メソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を最期まで満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点から解説し、「100年もつ心臓」をつくるための秘訣を全公開した1冊だ。同書は、発売わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が、「『没頭できる趣味をもつこと』の健康効果」について解説する。

心身むしばむ「ストレス」上手に付き合う秘訣

私たち現代人は、なにかとストレスの多い生活を送っています。仕事、人間関係、家庭生活、その他、何をするにしてもストレスはつきものです。

ストレスは「動脈硬化」を進行させ、「虚血性心疾患の一因」になると考えられていますが、「心臓の負荷」を増すことから、あらゆる心臓病に悪影響を及ぼし、「心不全のリスク」を高めます

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

もちろん、心身を病んでしまうようなストレス源は「排除する」「その場から離れる」などの抜本的解決が必要でしょうが、そうでない限りは、「いかにストレスと上手に付き合うか」ということが重要となってきます。

ストレスを受けると一時的に血圧・心拍数は上がりますが、上手に発散することでリセットできます。

ストレスと上手に付き合っていく手立てとして大事なのが「趣味」です。

趣味に没頭することでリラックスできて、「副交感神経」が優位となります。逆に、趣味がまったくないという人は緊張が続き、「交感神経」が休まりづらいということになります。

今回は、医学的根拠に基づく「趣味」と「死亡リスク」の関係、そして「趣味を上手に楽しむコツ」を紹介します。

次ページ「趣味の数」と「死亡リスク」の関係は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事