「趣味が全然ない人」「ある人」"健康"驚きの差 趣味の有無で「ここまで」差がつく!研究データ

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【趣味を楽しむコツ3】「夫婦、パートナー同士で共有できる趣味」もおすすめ

私はどちらかというと細かいことを気にしない性格で、日ごろからストレスはあまりたまりません。もちろん多少のストレスはありますが、趣味のテニスやゴルフで発散できています。

一方で、妻は几帳面で完璧主義です。仕事はもちろん、家事や子育ても手抜きをしません。それは尊敬に値することではあるのですが、マジメな分、ストレスはたまりがちです。

そこで「何かストレス解消できるものがあったほうがいいだろう」ということで、ジャズピアノを習いはじめたのです。

趣味をもつことは、ストレス解消につながり、心身の健康にいい影響を及ぼす。夫婦やパートナー同士で趣味を共有するのもおすすめ(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)

彼女はもともとクラシックピアノをやっていたので、「ジャズピアノもすぐ上達するだろう」と、考えていましたが、クラシックとジャズでは同じピアノでも全然違うらしいのです。

完璧主義者の妻はそこでまたストレスがたまってしまい、結局、逆効果に……。

そこで、今度は私がゴルフに誘い込んでみたのです。以前は私が休日にゴルフに行くと「1日つぶして、家のこともしないで……」とブツブツ言われることがあったので、「一緒にやれば、家のことで怒られなくて済むぞ」という計算もありました。

これが功を奏して、妻はすっかりゴルフにハマり、ようやくストレスを発散する趣味をもつことができ、「夫婦で趣味を共有する」 のもいいものだなと感じています。

人生100年時代「趣味」で健康長寿を

私が自分でも実践している 「ストレスを切り抜ける方法」のひとつとして「趣味をもつことの大切さ」についてご紹介しました。

「ちょっと意識を変えるだけ」で、「ストレス・マネジメント」ができ、それによって、血圧・心拍数を抑えて心臓をいたわることができるのです。

このように、「日々の小さな心がけ」が、「心臓の健康」も保ち、健康長寿で「人生100年時代」を楽しむことにつながると私は医師として確信しています。

池谷 敏郎 医学博士/池谷医院院長

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いけたに としろう / Toshiro Iketani

1962年、東京都生まれ。医療法人社団池谷医院院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科、循環器科。現在も臨床現場に立つ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビ出演、雑誌・新聞への寄稿、講演など多方面で活躍中。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。著書に『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』(三笠書房)、『「血管を鍛える」と超健康になる!』『血管の名医が教える15歳若返る習慣』(ともに知的生きかた文庫)などがある。

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