あなたも「肉依存症」!?タバコやアルコールと同じくらい危険な依存症から解放してくれる、意外すぎる食品とは何か

肉がないと満足できないのは危険信号
肉を食べない日が2~3日続くとイライラして、いてもたってもいられない。さすがに今から焼肉行くわけにはいかないけど、ちょっと何か買ってこよう。
サンダルを引っかけて近所の24時間スーパーに行き、惣菜コーナーにあるフライドチキンをカゴに入れます。まだ残っててよかった。
胃酸をジュワジュワさせながら帰宅して、紙袋を開けると思わず顔がほころびます。あー、いい香りだ! あはは、オレ、異常だよな。興奮で心臓が止まりそうだよ。
まるで依存症患者です。でも、よく似た話はありますね。週に2日は焼肉に行くとか、食卓に肉がないと夫が不満そうにするとか。
じつは、特定の食物に対して、実際に依存症が発生することが明らかになっています。
嬉しいことが起こりそうな予感がしたり、予想以上の結果が得られたりすると、やったー! と喜びが込み上げて、思わずガッツポーズしたくなるでしょう。
このとき、脳で分泌されるのが、ドーパミンという物質です。
空腹になって血糖値が下がると、脳の深いところにある摂食中枢が、「すぐに何か食べて!」と指令を出します。
食事をして血糖値が上がれば、通常なら摂食中枢はおとなしくなりますが、このときドーパミンが出ていると、とんでもないことが起こります。
ドーパミンは、摂食中枢を無理に刺激して食欲を高めると同時に、食欲をしずめるレプチンというホルモンの働きを低下させます。
さらには、「だいぶ食べたから、このくらいでやめておこう」という、理性的な判断も抑えこむようです。
ドーパミンは快感をさらに大きくするように働くわけですね。満腹なのにデザートが欲しくなるのも、ドーパミンのしわざです。
その先にあるのが依存症です。
アメリカでは、脂肪と糖の過剰摂取を原因とする食物依存症が問題になっていて、大規模な調査から、成人の14パーセント、子どもの12パーセントが食物依存症と推測されています。
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