老けたくない人に医師が教える「肉と酒の摂り方」 体も見た目も若々しくいるための習慣

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(写真:zon/PIXTA)
体力、気力の衰えを感じると、周囲にいる若々しい人が眩しく見えてしまうもの。そんな体も見た目も若々しい人は、若さを保つ習慣を自然に身につけているのです。50代以降のよりよい生活習慣、生き方をテーマにした著書の多い精神科医の和田秀樹氏は、医療現場などで、若々しい高齢者たちに多く触れているそうです。和田秀樹氏監修の『老けない習慣ベスト100』より、そんな老けない習慣の一部を抜粋し、お届けします。

コレステロールを気にせずお肉を食べましょう

幸せホルモンの「セロトニン」ですが、これを増やすためには、肉を食べることが一番です。高齢になると脂っぽいものは食べられないと言って、野菜中心の食事になる方や、必要な栄養素はサプリメントで摂るからという方もいます。ただ、サプリメントでは摂れない栄養素もあります。これから説明するコレステロールなどです。

肉にはコレステロールも多く含まれるために避けているという方もいます。たしかにコレステロールは、動脈硬化を促進し、心筋梗塞のリスクになるといわれています。

しかし、心疾患が死因トップのアメリカではなく日本では、急性心筋梗塞よりもがんの死亡率のほうが12倍も高く、心疾患で亡くなる人は先進国の中で最も低い状態です。コレステロールは免疫細胞の材料なので、がんの死亡を減らすという調査結果もあります。

実際、コレステロール値が高い人のほうが長生きをするという研究もあります。コレステロールは、男性ホルモンの原料にもなります。男性ホルモンの中でも、特に「テストステロン」という物質は「意欲」と関係しています。そして、免疫細胞や男性ホルモンの材料となるのは悪玉と決めつけられているLDLコレステロールです。

男性ホルモンというと「性欲」というイメージがありますが、他者への関心や集中力などをもたらす元気の素なのです。ただ、男性は30歳頃をピークに男性ホルモンが減少していきます。女性は老いると女性ホルモンは減っていきます。しかしながら、男性ホルモンの分泌が増える傾向にあるという研究もあります。

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