あなたも「肉依存症」!?タバコやアルコールと同じくらい危険な依存症から解放してくれる、意外すぎる食品とは何か
アディポネクチンは体内の脂肪細胞が作っています。
脂肪を減らすアディポネクチンを脂肪細胞自体が分泌するというのは不思議ですが、もっと面白いのは、脂肪が減って瘦せ始めると、脂肪細胞がアディポネクチンをたくさん作るようになることです。
ある程度のところまで頑張って瘦せれば、どんどん楽に瘦せられるようになるわけです。
γ‐オリザノールの真骨頂はここからです。
なんと、アディポネクチンの分泌を増やすだけでなく、依存症患者の脳で起きた変化を修正して、動物性脂肪への依存をやわらげてくれると報告されています。
動物実験の結果をみてみましょう。マウスを3つのグループに分けて、グループ1は、通常の餌と、脂肪を多く含む餌を自由に選べるようにしました。
すると、マウスは現代人と同じように、高脂肪餌を好んで食べます。もちろん、ぐんぐん太ります。
グループ2とグループ3も、餌を自由に選べるようにしましたが、グループ2は、通常の餌と高脂肪餌の両方に玄米をまぜ、グループ3は両方に白米をまぜました。
8週間にわたって観察したところ、体重がもっとも増えたのはグループ1で、グループ3、すなわち白米グループがそれに続き、グループ2、すなわち玄米グループが一番太りませんでした。
そして、玄米グループは、高脂肪餌を選ぶ傾向が目に見えて下がったのです。動物性脂肪への依存が改善したということです。
白米も多少有効でしたが、玄米と比べてわずかな変化でした。

そして、詳しい研究から、玄米グループは高脂肪餌を食べても、脳に起きる炎症が軽く、それが玄米に含まれるγ‐オリザノールの効果であることも示されました。
中性脂肪に効く成分は精製すると激減
γ‐オリザノールは糠の部分に多いので、白米にすると4分の1近くにまで減ってしまいます。
また、玄米は食物繊維も豊富ですが、こちらも精製すると7分の1になります。もったいないですね!
最近は玄米の健康効果が知られるようになり、家庭用炊飯器に玄米炊き機能がついています。
玄米をわずかに発芽させた発芽玄米を使えば、炊きかたも食感も白米とほとんど変わりません。
白米より少しパラパラ、プチプチしているので、カレーや炒飯にするとおいしいです。まずは週に一度、白米を玄米に置き換えてみましょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら