「ながら運転は1万2千円」「歩道通行でも6千円」の”罰金”だが…。ウーバー配達員も困惑「自転車青切符の導入」が無理筋な理由

2026年4月1日から「自転車の青切符」が施行される(著者撮影)
自転車の「違反者」を目撃しない日がない
その日、私はウーバー配達員として自転車に乗り、一軒家が多く立ち並ぶ道を走行していた。その道は信号機がない代わりに何箇所も「一時停止」の標識があった。私は出会い頭の事故を避けるため、(当たり前だが)一時停止の標識に従って走行していた。
ところがどっこい。私の後ろを電動自転車で走っていた40代くらいの女性は、一時停止を無視して(徐行することもなく)そのまま走行。私を追い抜いていった。その人は走行速度が遅かったので、次の十字路前で私が追い付いたが、私が一時停止している間に再び追い抜いていった。

一時停止しない自転車の存在は少なくない(著者撮影)
私は2020年からウーバー配達員として活動している。これまでに(出前館とあわせて)計7600回以上の配達を、すべて自転車で行ってきた。配達員として活動する際、自転車で危険運転をする人を目撃しない日がない。
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