肝臓専門医が警鐘「疲れたら甘い物」摂る人の盲点 「脳に騙されない」スイーツの楽しみ方とは?

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ご褒美のスイーツを食べると、かえって疲れがたまるという新事実が(写真:プラナ/PIXTA)
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長野県の佐久市立国保浅間総合病院「スマート外来」では、患者の8割が3カ月で約5㎏の減量と、脂肪肝の改善に成功しています。
著作の『肝臓から脂肪を落とす』シリーズが累計6万5000部を突破し、多くの患者を減量に導いている肝臓外科医・尾形哲氏がこの度、『肝臓から脂肪を落とす お酒と甘いものを一生楽しめる飲み方、食べ方』を上梓。本書から一部抜粋・再構成してお届けします。

疲れを取るはずの甘いもので余計に疲れる

疲れた仕事帰りにコンビニに立ち寄ると、思わず引き寄せられるスイーツコーナー。そして、シュークリームやエクレア、チーズケーキなどに手が伸びることもあるでしょう。

高脂肪、高糖質で甘みのある“カロリー密度の高いスイーツ”は、人間が先天的に好きな食品です。そして、脳の疲れによって食欲をコントロールできない状態だと、暴走する食欲のままスイーツを食べてしまうのです。

確かにブドウ糖は脳のエネルギー源になるため、脳からは甘いものを欲する司令が出ます。しかし、それによって体がどうなるかご存じでしょうか。

空腹時に甘いものを食べれば、血液中に糖が増えて血糖値が急激に上がります。すると、すい臓からは血糖値を下げるホルモンのインスリンが分泌されて、血糖値を下げます。

同時に、インスリンにはもう1つ重要な働きがあります。細胞内に十分な糖があるとき、糖を中性脂肪に変えて体内に蓄えるのです。こうして、甘いものを食べすぎることで、飲酒習慣がなくても肝臓に脂肪が蓄積する「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」の人が増え、現在、約2000万人が罹患しているといわれます。

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