糖質オフこそ「やせにくい体質」を作る元凶だった 「おさんぽ」で50Kg減に成功した医師が問題視

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「糖質制限」「炭水化物抜き」など、様々な方法でダイエットを試みるものの成功しない理由はPFCバランスの偏りにあるかもしれません(写真:freeangle/PIXTA)
京都で産婦人科・内科専門のクリニックを経営する医師の石原広章氏は、かつてコロナ禍で“出前生活”になり一気に体重が加速。50歳を目前に「123kg」を記録したことでダイエットを決意。「毎日おさんぽするだけ」で、51kg(123kg→72kg)の減量に成功しました。
なぜ「歩くだけ」でやせられるのか。その正しいノウハウをまとめた一冊『おさんぽダイエット』が先日発売され注目を集めています。楽しく有酸素運動が継続でき、失敗続きだったダイエッターも簡単にやせられる「おさんぽ」の秘訣を、一部公開いたします(3回にわたって紹介。今回は1回目)。

コロナ禍で人付き合いが減り、外出の機会も少なくなり、運動量が激減した方も多いでしょう。今までの食生活を続けていれば、これまで運動で消費されていた分が過剰となり、身体にどんどん蓄積され、体重も増えていく一方です。

体重が増えれば、当然、メタボリックシンドロームとなり、糖尿病、心臓病、脳卒中など重大疾患のリスクも高まります。

糖質制限ダイエットは100%リバウンド

そうした危機感を持つ人はもともと多く、近年は炭水化物が多く含まれているごはんやパンなどの主食を抜く「糖質制限ダイエット」が大ブームとなりました。スーパーやコンビニにでも、「糖質オフ」「糖質ゼロ」「糖質カット」「低糖質」と書かれた食品や飲み物がずらりと並んでいます。

糖質を抜くと、どうしてやせるのでしょうか?

患者さんの話を聞いていると、「糖質制限=カロリー制限」と勘違いしている方が、わりといらっしゃいます。「体重を減らしたい=カロリー制限をすればやせる=ごはんを食べない=糖質制限」といった図式です。

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