「血糖値」下げるつもりが、じつは無意味な習慣4つ 「健康的な面」だけにフォーカスを当ててもダメ

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「血糖ブースター」の活動を抑えることこそが大切だという(写真:maroke/PIXTA)
人間の体には、最低限の血糖値を維持するために筋肉や脂肪から糖質をつくってくれる「糖新生」というシステムが備わっています。ですが、糖尿病専門医の矢野宏行氏によれば、この糖新生が頻繁に起こり血糖値の上昇に歯止めがかからなくなる「血糖ブースター」の状態が、「高血糖」を引き起こす原因にもなってしまうそうです。
こうした「血糖ブースター」のスイッチをオフにするために必要な、誤った食生活や生活習慣の改善法を矢野氏が解説します。
※本稿は、矢野氏の著書『ミスター血糖値が教える 7日間でひとりでに血糖値が下がるすごい方法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「血糖ブースター」のスイッチをオフにする

人間の体には、最低限の血糖値を維持するために筋肉や脂肪から糖質をつくってくれる「糖新生」というシステムが備わっていますが、この糖新生が頻繁に起こると血糖値の上昇に歯止めがかからなくなってしまいます。

この状態を、私は「血糖ブースター」と呼んでいます。ここでは、つねに血糖ブースターをオンにしてしまう、間違った食生活(&それ以外の生活習慣)の代表的なものを4つ紹介していきます。重視したポイントは次のとおりです。

・多くの人がやってしまいがち(実際にやっている人が多い)
・血糖値が下がることにつながると勘違いしている
・間違いを正しやすい(すぐに生活を改善できる)

おそらくほとんどの方が、「え! そうだったの?」となることでしょう。よく勘違いされていたり、意外に知られていなかったりすることばかりを集めましたからね。

みなさんが目指すべきなのは血糖値を下げること、すなわち血糖ブースターのスイッチをオフにしておくことです。

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