糖質制限はNG!素人が間違えがちな高血糖対策 医師に聞く「血糖値急上昇を防ぐ」食事のポイント

ヘモグロビンA1c「8%」は38℃の高熱にうなされる状態
糖尿病は、血液検査の指標を中心に総合的に診断されます。
そのうちの1つが「ヘモグロビンA1c」です。これは血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたものの割合を示します。
過去1〜2カ月の平均血糖値を反映し、ヘモグロビンA1cが6.5%以上だと糖尿病と診断される可能性が高くなります。
ヘモグロビンA1cは日々の血糖値の変動にかかわらず全体的な傾向を把握できるため、血糖値管理や糖尿病の診断で重視しています。
しかし、血糖値やヘモグロビンA1cの割合が高くてもなかなか自覚できる症状は少ないのです。そこで患者様には、よくヘモグロビンA1cを体温に例えて説明をしています。
6%が基準値のため、ヘモグロビンA1cが8.8%なら、体温は38.8℃。ヘモグロビンA1cが10%なら、体温40℃の高熱という状態です。それほどに体に負担がかかった悪い状態といえるのですが、高血糖はなかなか自覚できる症状が現れないのが怖いところです。
ちなみにヘモグロビンA1cが6.5%は、体温でいう36.5℃なので平熱というわけではなく、6%を超えると血糖値のコントロールが必要と覚えておいてください。
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