食物繊維の「知られざる健康効果」と上手なとり方 医師解説"第二の脳"「腸」を整えストレスも緩和

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「食物繊維」の健康効果と、おすすめの食品を紹介します(写真:zon/PIXTA)
生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパートで、「心臓の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。 
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。 
過去15キロ以上の減量に成功し、そのメソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を最期まで満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点からアドバイスする1冊で、発売後わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が、「『食物繊維』の知られざる健康効果と、おすすめの超簡単なとり方」を解説する。

「腸」を整えるとストレスが緩和される理由

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

みなさんは、「ストレスでお腹を壊した」という経験はありませんか?

じつは、これは脳が自律神経を通じて腸に影響を及ぼしているのです。

「腸脳相関」という言葉があり、腸は「第二の脳」というぐらい、この2つは関係しているとされます。

「相関」というからには逆もあって、腸内環境をいい状態にしておくことで、ストレスに強くなるともいえるわけです。

だから腸内環境を整えることは「自律神経の乱れ」を防ぐことになり、ストレスに伴う「交感神経の緊張」を緩和して、「心臓の健康」にもつながるのです。

腸内環境を整える食べ物はいろいろありますが、代表的な成分は「食物繊維」です。

ストレスで自律神経が乱れることにより、頭痛、耳鳴り、肩こり、動悸、食欲不振、吐き気、下痢、便秘など全身にさまざまな影響が出てしまう(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
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