食物繊維の「知られざる健康効果」と上手なとり方 医師解説"第二の脳"「腸」を整えストレスも緩和

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「食物繊維」の中でも、とくに「水溶性食物繊維」は腸内で善玉菌のエサとなり、発酵されて「短鎖脂肪酸」となります。

「短鎖脂肪酸」とは 「酪酸」「プロピオン酸」「酢酸」などの「有機酸」のことで、とくに「酪酸」は腸上皮細胞の最も重要なエネルギー源であり、抗炎症作用など優れた生理的効果を発揮します。

また「食物繊維」は、糖や脂質の吸収をおだやかにし、コレステロールを吸着して排出するなど、「肥満」「脂質異常症」「糖尿病」などの予防にも役立ってくれます。

「食物繊維」を効率よく摂取!おすすめ食材は?

腸内環境を整えるだけでなく、さまざまな面で健康にやさしい「スター成分・食物繊維」が効率よく摂取できる、私の「おすすめ食品と食べ方」を紹介します。

食物繊維を多く含む食べ物として、ごぼう、モロヘイヤ、きのこ類、こんにゃく、豆類、海藻類などが挙げられますが、なかでも私が日ごろから積極的に食べて、おすすめしているのが「大豆」です。

「大豆」には「食物繊維」だけでなく「オリゴ糖」が入っています。「オリゴ糖」は、「食物繊維」と同じく、腸内で善玉菌のエサとなるものなので、ダブルの効果で腸内環境にいいのです。もちろん大豆ですから、たんぱく質も摂取できます。

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