食物繊維の「知られざる健康効果」と上手なとり方 医師解説"第二の脳"「腸」を整えストレスも緩和

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では、手軽に食べられておすすめの、大豆食品を3つ紹介しましょう。

食べごたえあって低糖質が嬉しい「蒸し大豆」

【1】「蒸し大豆」

私のお気に入りの「大豆食品」は、「蒸し大豆」。これはもう、私の定番。なくてはならないアイテムです。

大豆は自分で煮ると大変ですが、「蒸し大豆」ならパックから出せばすぐ食べられるのでとても手軽です。

大豆には、腸にやさしい食物繊維、オリゴ糖が豊富に含まれる。さらに、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、イソフラボンなども摂取できる。手軽なパック入りの「蒸し大豆」がおすすめ(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)

しかも、蒸すことで栄養が逃げず、ふっくらおいしいのです。水煮でもいいのですが、栄養分が流出してしまっているのがちょっともったいないです。

「蒸し大豆」はなんといっても低糖質で、食べごたえがあるのが利点です。  

私は、ご飯のチョイ足しにして糖質オフにしたり、ヨーグルトやサラダにトッピングして食べたりしています。

それに加えて、とくにおすすめなのが、スープに加えること。

最近は、コンビニなどでさまざまなインスタントスープが売られていますが、おかずと考えると少し物足りないこともあります。

コンビニなどで売られているインスタントスープに、「蒸し大豆」を加えることで、食物繊維、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、さらには骨にいい「イソフラボン」まで摂取でき、栄養バランスも向上します。

加えて、嚙みながら豆を食べることで、完食するまでに時間がかかり、空腹感も和らぐうえに腹持ちもいい「蒸し大豆入りインスタントスープ」は「最高の間食」として重宝します。

次ページ海外でも注目される「2つめの大豆食品」は?
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