心身が病むほどのストレスを抱える人には、「発想の転換」もおすすめします。
私のクリニックには中高校生の患者さんも多く来院されます。訴えは腹痛とか胸が痛いといったことですが、話を聞いてみると、「友達関係で悩んでいる」「学校になじめない」といった悩みが出てきます。
いじめや不登校で悩んでいる子どもたちに私はいつも「無理にその場所にいることはないんだよ」とアドバイスしています。
進学を考えるなら、高校をやめて高卒認定試験(旧・大検)を受けて大学に行ったっていいのです。これは大学生にも、社会人にも言えることです。会社にも、いじめや上司からの理不尽なパワハラなど、いろいろあると思います。
体を壊してまで、大事な心臓を痛めつけてまで、「合わない場所」に無理にいる必要などありません。「極度のストレス」が続くなら「しがみつく必要はない」のです。
過労や職場のストレスなどを苦に自殺してしまう人が後を絶ちませんが、そんな悲惨なことになる前に、自分を解放してあげたほうがいい。
その場所を捨てて 「新しい世界」に飛び込めば、そこで「新たな自分の可能性」が花開く場合だってあるのです。家庭とて例外ではありません。
「心臓をいたわる生活」で「100年心臓」を手に入れる
自分では「この程度のストレスは、たいしたことないだろう」と思っていても、心臓は悲鳴を上げているかもしれません。ストレスは本当に怖いのです。
つらいのを我慢しているのは自分だけではない。あなたの「心臓」もまた、必死に耐えているのです。くれぐれもそのことを忘れないでください。
「不要な怒りやストレス」を抱え込まず、「心臓の健康にいい生活」「心臓をいたわる生活」を送ることが、結果として、人生100年時代を満喫できる「100年心臓」を手に入れることにつながる、私はそう確信しています。
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