家族や家庭がストレスになっている人も少なくありません。毎日顔を合わせる相手だけに、そのストレスはどんどんたまっていき、じわじわと心臓に負担をかけていきます。
対処方法として重要なのは、「相手を変えよう」としないこと。「相手を変えよう」とするから、思いどおりにならなくてイライラしてしまうのです。
当院にいらっしゃる患者さんにも最近多いのが、テレワークで旦那さんが1日中家にいてイライラするという人。
そういう場合は、ウォーキングに出かけたり、カフェに避難したりするなど、とにかく外に出かけることで、一緒にいる時間を減らしましょう。気分もリフレッシュできるので、一石二鳥です。
「魔法の言葉」で「無駄な怒り」がスッと消える
怒ることは「心臓に悪い」ばかりか、「冷静な判断」ができなくなるし、人間関係を損なうなど、いいことはまずありません。
もちろん、時には怒っていいこともあるし、いい意味で怒りが前進するエネルギーになることもあるでしょう。しかし、私たちが日常生活で感じる多くは「怒る必要のない怒り」とも言えるのではないでしょうか。
そうであれば「心臓の健康」を考えて、なるべく怒らず、おだやかな気持ちで過ごしたほうがいいに決まっています。
私がいつも言うのは「その怒りやイライラは、あなたの大切な心臓や血管を代償にするほどの価値があるものか?」というもの。
「この人のために怒ることで、自分のかけがえのない心臓や血管を犠牲にしてもいいですか?」と自分自身に問いかけてみると、「もう放っておこう」「まあいいじゃないか」 という気持ちになるのではないでしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら