おせちは「買う派」?「作る派」?
新幹線の待合室で、40~50代と思われる女性2人の会話を耳にしました。
女性B「うちは毎年同じもの。○○デパートで売り出す○○料亭のよ。Aさんは?」
女性A「うちはね、昨年、フンパツして3万円もする『有名料亭のおせち』にしたのに、なんだかおいしくなくて家族にも不評で。うちもBさんと同じおせちにしようかしら?」
女性B「あのおせちはね、毎年人気で、すぐに売り切れてしまうのよ……」
女性A「えーそうなの。もうこうなったら、近所のスーパーのおせちでいいか……」
「どっちにしても『家で作る』という話にはならないのね……」
手づくり和食を基本とする「安部ごはん」を推進する私は、少々複雑な思いで席を立ちました。
年末を前に「おせち商戦」が過熱化しています。私の住む福岡でも、地元の百貨店のおせちの予約販売が始まり、整理券を求める人の長い行列ができているとのニュースを見ました。
みなさんはおせちは作りますか? 買ってきますか?
ある調査によれば、「セットを購入」「ほぼ購入」という人があわせて43%、「手作りと購入が半々」という人が19%、「ほぼ手作り」「すべて手作り」があわせて13%、「用意しない」と答えた人が25%という結果だったそうです。
この結果を見る限り、「しっかり手作りする人は少数派」で、多くの人が「市販品」に頼っているようです。
買うのはもちろん結構ですが、市販のおせちには「意外な落とし穴」があります。市販のおせちの何が問題なのか、「前編」「後編」に分けて解説したいと思います。
今回は前編として「おせちに使われる『大量の添加物』」についてです。
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