70万部の大ベストセラー『食品の裏側』の著者、安部司氏が開発したレシピ集『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』が9刷7万部を突破するベストセラーになり、話題を呼んでいる。
『食品の裏側』発売後、全国の読者から受けた「何を食べればいいのか?」という質問に対する答えとして、安部氏が自ら15年かけて開発した膨大なレシピノートの中から、「簡単に時短に作れるレシピ」を厳選した1冊だ。
いまなお食品添加物の現状や食生活の危機をメディア等で訴え続けている安部氏が「平気で『市販のおせち』を買う人が知らない超残念な真実 後編」について語る。
おせち市場は右肩上がりだが……
「【前編】平気で「市販のおせち」を買う人の超残念な真実」では、おせちに使われる添加物について述べました。
後編では添加物だけでは語れない、市販のおせちに潜む「添加物以外の重大問題」を取り上げてみたいと思います。
みんながこぞって買うようになった今、おせちは一大市場に育ちました。私の知人も食品会社を経営しているのですが、おせちの製造・販売で会社をいっきに大きくしました。
この傾向はコロナによってさらに顕著になり、今年も「高級おせち」が飛ぶように売れているそうです。
でも、「おせちビジネス」には、私たちが「知らない」「知りようもない」裏側が、まだまだあるのです。
たとえば、市販のおせちには「有名料亭の冠」がついているものが多くあります。
「お正月なのだから有名店のおせちを食べたい」「普段は行けない高級料亭の料理を味わうチャンス」ということで、少々値段が張っても買い求める人もいることでしょう。
でも、この「有名料亭の冠がついたおせち」にも「重大な盲点」が潜んでいるのです。
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