これだけは絶対に避けたい!致命的な「3つの病気」とその防ぎ方 【脳梗塞】【心筋梗塞】【高血圧】のすぐにできる対策とは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

脳梗塞の初期症状と対応を表すものとしては、FASTと呼ばれる言葉が有名です。

・F(Face):顔のゆがみ、顔の片側が下がる、笑顔が左右対称でない、など
・A(Arm):片腕に力が入らない
・S(Speech): 呂律(ろれつ)が回らない、話しづらい、など
・T(Time):時間が重要! 症状が出たらすぐに救急車を呼ぶ

発症後の対応の時間次第で症状が残らないように対処できますので、対応方法を必ず覚えておきましょう。

血管を痙攣させる生活習慣とは

『心筋梗塞』
心筋梗塞や狭心症になると死亡リスクがあり、心臓機能の低下によりその後の身体活動が大きく制限される

心筋梗塞は読んで字のごとく、心臓の血管が詰まって心臓の筋肉が壊死(えし)してしまい、血液を送り出すポンプとしての機能が落ちる病気です。

壊死の範囲でその後の心臓の機能が決定され、場合によっては心筋梗塞時の不整脈や急性心不全で亡くなる人も多くいます。

急性心筋梗塞では年間に約3万人が亡くなっています。

心筋梗塞も脳梗塞と同じく、生活習慣病による動脈硬化が原因となることが多く、予防の観点でも、生活習慣病の管理が重要であることは変わりません。

そして、生活習慣病が原因ではなく、日常の生活でよく行われがちな習慣が引き金となって発症する心臓疾患があります。

それは冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)です。

冠攣縮性狭心症は、心臓の冠動脈(心臓に血液を供給する動脈)が一時的に強く収縮することで血流が途絶え、心筋(心臓の筋肉で、心臓を動かすために重要な役割を持つ)が酸素不足に陥る病気です。

このタイプの狭心症は、通常の心筋梗塞と異なるメカニズムで発生します。

冠動脈の過剰な収縮の原因は、喫煙が最も重要なリスク因子と言われていますが、その他に深酒、過度のストレス、寒冷刺激や睡眠不足などです。
あなたも、ストレスのために深酒をした翌日、早朝に目が覚めて、心臓がドクドクと鳴っているのを感じたことはありませんか?

また通常タイプの心筋梗塞は、身体を動かしている時に心臓に血液が足りなくなって胸が痛くなる症状が出ます。しかし、このタイプの狭心症は夜間や早朝の安静にしている時に、突然胸痛の症状が起こることが多いのです。

症状が短期間で消失することもあり、その場合は救急車で病院に行っても心電図検査などでは異常が現れません。

ただし、症状が重度の場合は突然死につながることもあります。患者の約半数は女性で、動脈硬化のリスク因子がない人に起こります。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事