すると、タロウさんが What do you call “buchi-neko” in English?(ブチ猫は英語でなんと言うんですか?)と質問してきました。ブチ猫は、毛が2色のネコのことですが、筆者が聞いたことがあるのはtuxedo (cat) (タキシード猫)という黒と白の2色で、背中が黒く、胸や腹が白いパターンのネコくらい。ブチ猫全般に何か名前がついているのかどうか答えられなかったので、これは筆者の宿題にしてもらいました。
オフィスに戻ってからネコ好きのジョンに聞いてみると、彼の話ではtuxedo以外のブチ猫には特別な名前があるわけではなく、そのままbicolor (cat)(2色のネコ)と言うようです。
calico (cat) 三毛猫
tabby (cat) トラ猫
bicolor (cat) ブチ猫
ネコが登場する英語表現
せっかくネコの話で盛り上がったので、ネコが含まれる英語の表現で有名なものをいくつか研修で教えました。覚えておいて、冗談ぽく会話で使ったりすると、しゃれた感じでカッコいいかも!?
これは余計なことを根掘り葉掘り尋ねる人を戒めるときに使う表現です。「好奇心旺盛なネコは危険なところに立ち入って命を落とす」ということで、「詮索も大概にしろ!」のように使うといいでしょう。もともとはCare killed the cat. (心配事はネコを殺す)という表現だったようですが、いつどこで変わったんでしょうね。聞かれたことに答えたくないとき、こんな表現でごまかしてみたらどうでしょう?
ただ、質問に答えたくないからと、黙り込んでいると、
と言われてしまうかもしれませんが。
この表現の由来はたくさんあって、どれが本当なのかよくわかりません。舌を切ってネコの餌にしたからとか、ネコには人を話せなくする魔力があるからとか、cat-o'-nine-tails(九尾の猫)という体罰用のむちで話せなくなるからだとか……。ネーティブに聞いても、どれが信憑性の高い説なのかはわかりませんでした。
本来は Has the cat got your tongue? という文ですが、口語では Cat got your tongue? と短くして使います。
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