「メリークリスマス」の挨拶は万国共通でない

イギリスとアメリカでもこんなに違う

クリスマスの時期がやってきました!(写真 : hide / PIXTA)

12月後半になり、どこを歩いてもクリスマスソングが流れていますね。あちらこちらから We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year! と聞こえてきますが、先日筆者が教える英語研修で、クリスマスソングの話をしたら、「どうしてクリスマスのあいさつだけ happy ではなく、 merry を使うんですか?」と聞かれました。言われてみれば、確かに……。筆者もあまり深く考えたことはなかったので、さっそく調べてみました。

聖なる降誕祭にふさわしいのは…

この連載の一覧はこちら

これは、某アパレル企業に勤務するハナコさんからの質問だったのですが、筆者も理由はわからないと答えると、ハナコさん「不思議ですよね……Merry New Year とは言わないし、Happy Christmas も言わないし……」と続けていました。

でもハナコさん、実はイギリスでは「ハッピー・クリスマス」というのはみんな言いますよ。ワム!の「ラスト・クリスマス」でも、ジョージ・マイケルが言ってるでしょう?と言ったら、「ワムって誰ですか?」と聞かれてしまいました。若者でもさすがにワム!は知っていると思ったのに……。出だしを歌ってあげたら、「あー、聞いたことあるー!」と言って、なぜだかケタケタと笑っていました。でも、Merry New Year という表現が使われないというのはハナコさんのおっしゃるとおり。

オフィスに戻ってイギリス人の同僚ジョンに「なぜクリスマスはmerryなの?」と聞いてみると、第一声は「起源はわからないけど、クリスマスディナーで酒盛りするからじゃない?」という答え。merrymaking (酒宴・お祭り騒ぎ)なんて単語があるくらいですから、merryという単語にはお酒を飲んで楽しむイメージがあるようですね。そのあと、「でも本当になぜだろうね……」と理由が気になってしまった様子のジョン。結局2人でネットを使ってmerryの起源を調べてみることになりました。

次ページ記録上初めてmerryがイギリスで使われたのは…
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今見るべきネット配信番組
  • 近所で有名な「気になる夫」の生態
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT