「メリークリスマス」の挨拶は万国共通でない イギリスとアメリカでもこんなに違う

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イギリスではChristmas pudding (クリスマスプディング)というドライフルーツの入った、ずっしりとしたパウンドケーキのようなものや、mince pies (ミンスパイ)というやはりドライフルーツの入った小さなパイが一般的でした。Yule log (ユール・ログ)というフランスのbûche de Noël (ブッシュ・ド・ノエル)の起源となった丸太型のケーキも見たことがあります。

アメリカでは特にクリスマス用というスイーツはなかったように思います。サンタクロースにあげる用のクッキーくらいでしょうか。あとはジンジャーブレッドやアップルパイ、ペカンパイなどを食べたりする家庭もありますが、クリスマス限定のスイーツというわけではなく、ほかの時期に食べることもあるものばかりです。

日本ではフライドチキンが一般的だが…

ディナーに関しては、日本ではフライドチキンが一般的ですが、イギリスでは七面鳥が多かったように思います。クリスマスから正月くらいまで、ひたすら七面鳥を食べ続けていた思い出があります。アメリカでは七面鳥のほかに、ビーフやカモ肉を食べたりもしていましたので、特にどれかの肉という決まりはなかったように思います。

でも、どのような形であれ、こういったイベントがあるのは、いくつになっても心躍ります。その土地や家庭に合わせた素敵な年の瀬の過ごし方ができれば、happyでもmerryでも、ChristmasでもHolidaysでもいいのではないでしょうか。

研修の帰り際、ハナコさんに呼び止められました。「先週、先生が言ってたマイケルなんとかさんの歌って、なんてタイトルでしたっけ?」。えーと、「マイケルなんとか」ではなく、「ジョージ・マイケル」でタイトルは「ラスト・クリスマス」。そう言うと、うれしそうにメモを取りながら、George Michaelと書いていたので「グループ名は『ワム』だよ」と言うと、Okay!(わかりました!)と言って、Wamと書くではないですか! No, no, Hanako, it’s W-H-A-M. (ハナコさん、違うよー、W-H-A-Mだよ)と訂正。無事にWhamと書いていましたが、本当は感嘆符も付けてWham! なんですけどね……(笑)。

箱田 勝良 英会話イーオン 教務部 チーフトレーナー

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はこだ かつよし / Katsuyoshi Hakoda

1972年静岡県熱海市生まれ。1995年筑波大学国際関係学類卒業、株式会社イーオン入社。

講師として、これまでに約1万人を教える。スクールの講師を経た後、法人部教務コーディネーターとして、多くの企業の研修カリキュラム企画と講師を担当。楽天の社員の英語力研修も担当した。TOEIC(R)テスト990点満点、実用英語検定1級。

学生時代には1年間の留学以外には海外経験なしで、日本に住み暮らしながら英語力を飛躍的にアップさせた。その自身の経験を基に、現在は教務部のチーフトレーナーとして、イーオン全体の講師の研修やカリキュラム立案に関わる。

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