「でも、ホテルでクリーニングに出してもいいんじゃない?」と言うと、「費用はどのくらい」と言うので、「ホテルによるけど、1枚7~8ドルくらいかな」と伝えました。ちょっと考えてから、「現地にいる同僚のところで洗濯機は使わせてもらえるから、non-iron dress shirts は買っていく」とのことでした。
ワイシャツの次は「部屋着が欲しい」ということだったのですが、タロウさん、期待どおりのカタカナ語を使ってくれました。
「トレーナー」は英語では a sweatshirt や sweatpants と言います。a trainer では「研修する人・訓練士」という意味になってしまいます。
最近は日本語でも「スウェット」と言うので、昔ほどはこの間違いは聞かなくなりましたが、タロウさんはオジサンなので「トレーナー」と呼ぶ世代なのですね……。しかも「上下」が欲しかったみたいなのですが、これだと、ちょっと勘違いしてしまいそうな英語に……。
ここに書くのも気がはばかれるのですが、top and bottom と聞くと、性行為をするときのポジションの話が真っ先に連想されてしまいます。しかも、そのトレーナーって!? これは、ネーティブが聞いたらビックリするでしょう。
正しくは、
と言います。a sweatsuit (スウェットの上下セット)という単語もありますが、 まとめて言うときには a tracksuit (トレーニングウエアの上下)の方が一般的です。厳密には生地が違うのですけれどね。
トレーナーでもフードが付いていてパーカになっていれば a hoodie and sweatpants (パーカとスエット)と言うこともできます。
魔法のテープは長持ちしない
部屋着を探していたら、結局スウェット生地のものではなくて、、ツルツルした感じの生地のまさに a tracksuit に近いものを買うことになりました。ただ、タロウさん、最後まで悩んでいたのが
という点。もう皆さんおわかりの「マジックテープ」です。パンツの裾にマジックテープが付いていて、自分で調整して絞れるようになっているデザインだったのですが、それがお気に召さなかった様子。「マジックテープ」はカタカナ語。でも筆者はタロウさんが wear out という表現を使えたことを褒めてあげたい。
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