ありえない意味になる「カタカナ英語」の罠 遺体収納袋に魔法のテープ!?

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マジックテープは通常 Velcro と言います。ネーティブにわかるように言うなら、

The Velcro fasteners will wear out soon. (マジックテープがすぐダメになる)

です。でも、Velcro は Band-Aid や Kleenex と同様に商標(商品名)ですので、本来は

The hook-and-loop fasteners will wear out soon. (マジックテープがすぐダメになる)

が正しい表現です。ただ、逆に a hook-and-loop fastener のほうが通じない可能性もありますので a Velcro fastener も覚えておくとよいでしょう。

日本にはカタカナ語があふれている

タロウさんと一緒に買い物に行って、改めて思ったのですが、日本語にはカタカナ語があふれていて、ある意味正しい英語表現を覚える妨げになっているのですね。教室でレッスンしているだけでは話題に挙がらなかったものも含めて、筆者も新たに英語ではないカタカナ語に気がつくよいきっかけになりました。

英語でのショッピングをタロウさんは楽しんだのか否か、何とも微妙な感じでしたが、いろいろと勉強になったと喜んではいました。反面、しばらく英語から離れていたことが、すごく不安になってしまったのだとか。冗談で、You should take English lesson again! (また、スクールに通った方がいいよ)と勧めたら、真剣に復学しようかと考えていました。

実はこのあとにタロウさんとの食事編があるのですが、それはまた別の機会に。

箱田 勝良 英会話イーオン 教務部 チーフトレーナー

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はこだ かつよし / Katsuyoshi Hakoda

1972年静岡県熱海市生まれ。1995年筑波大学国際関係学類卒業、株式会社イーオン入社。

講師として、これまでに約1万人を教える。スクールの講師を経た後、法人部教務コーディネーターとして、多くの企業の研修カリキュラム企画と講師を担当。楽天の社員の英語力研修も担当した。TOEIC(R)テスト990点満点、実用英語検定1級。

学生時代には1年間の留学以外には海外経験なしで、日本に住み暮らしながら英語力を飛躍的にアップさせた。その自身の経験を基に、現在は教務部のチーフトレーナーとして、イーオン全体の講師の研修やカリキュラム立案に関わる。

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