So, what do you want to buy? (で、何買うの?)と聞くと、予想外の返事。
おもわず噴き出してしまいました。するとタロウさん、少し語気を強めてBecause it’s dangerous in New York, right? (だって、ニューヨークって危険なんでしょ?)と筆者に詰め寄るので、いや待て待てと……。いくら何でも、I don’t think it’s that dangerous… (危険て、そこまでじゃないでしょう)。日本語で、もう一度何を買うのか聞くと、「だから、ボディバッグだよ! 肩から下げるヤツ」と言うので、筆者はまた噴き出してしまいました。「肩から下げる遺体入れなんてあるの?」
よくよく話してみたら、リュックの小さいもので、たすき掛けにするバッグのことを、日本語では「ボディバッグ」と呼ぶそうですね。そういうバッグ、見たことはあったのですが、名前を知らなかった筆者。それにしても、いったい誰がそんな物騒な名前にしてしまったのでしょう。タロウさんに英語の a body bag の意味を説明すると、とてもビックリしていました。
「ウエストポーチ」も通じない
アメリカで「ボディバッグ(リュックのほう)」というのをあまり見たことがなかったので、筆者もなんて呼べばいいのかわからず(そもそも日本語でも名前を知らなかったくらいですから)、「たぶん a fanny pack で通じると思うよ」とその場では言いました。a fanny pack というのも、日本語では「ウエストポーチ」というカタカナ語を使いますが、a waist pouch と英語にしても通じないので、覚えておいてください。イギリスでは a bum bag と言います。
でも、タロウさんは納得いかないよう。「ボディバッグはウエストポーチではない!」と言って聞きません。仕方がないので、「とりあえず今日は a fanny pack と呼んでおこうよ」となだめ、これは筆者が宿題として持ち帰りました。ウエストポーチを斜めに掛ければボディバッグになると思ったのですけれど……。
あとで調べてみたら、完全に同じものではないかもしれませんが、a sling backpack または a single-strap backpack と言うのがいちばんよさそうだとわかりました。a fanny pack よりは日本の「ボディバッグ」に近いと思います。
(ボディバッグが欲しい)
日本語で「ワンショルダーリュック」という呼び名のバッグもありましたが、もはやこれが「ボディバッグ」と同じ種類のバッグなのかどうか、筆者には自信がありません。見た感じは同じようですけれどね……。
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