こんにちは。太田彩子です。実はいま私は、とある会社に潜入しています。なんとこの会社では男性上司と女性部下がすれ違いにすれ違いまくっているという情報を入手したからなのですが……
「すれ違いトーク」が女性部下を追い詰める
おや、なにやら会話をしている声が聞こえてきましたよ?
上司 「んー、君、ちょっといいかね」
部下 「はい」
上司 「んー、君は、あれだ。その-、うちの課にとっても最高の戦力だからして、これからもリーダーシップをどんどん発揮してほしいと思っておる次第だ」
部下 「 はい、頑張ります!」
上司 「うんうん。んー、 ということで、しばらくは、子供は作らないでくれたまえ」
部下 「えええ!?」
最初から強烈なすれ違いトークでしたね。
実はこの会話、男性上司は、女性部下に「君には期待をしているんだよ」「君は優秀だからこれからも会社を引っ張ってほしい」とポジティブな期待を表現したいだけだったようなのですが、この物言いもあって、裏目に出てしまいました。
女性部下は、とてもショックを受け、「私は産む機会をなくす?仕事だけの人生で、私本当にいいの?」と悩むようになってしまいました。
実際、これはよく営業部女子課の皆さんから聞く話です。「それ、私の上司からも言われました!」「そんなこと言われても…こうなるとドン引きしてしまう」など、不安を隠せないようです。
「結婚」「妊娠」「出産」など、「ライフイベント」は女性にとって特別なターニングポイントです。男性の皆さんが想像する以上に。特に出産という尊い経験は女性にとって「有限」であり、最近のニュース等の影響で「卵子は老化する。だからこそ、早いうちに産まねば!」と多くの女性からも聞いています。だからこそ一時的にも制限をかけられてしまうと、まるで一生分の機会を失くしてしまうかのように、本能的に身構えてしまうのです。
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