長年、人材育成や企業研修を行ってきて感じることですが、「伸びる人」と「伸びない人」には、基本スタンスに決定的な違いがあり、大きく2種類に分けられます。
一方は、仕事というものを「与える」という姿勢でやっている人、すなわちギバー(giver)、他方は「受け取る」という姿勢でやっている人、テイカー(taker)です。このスタンスや考え方の違いはキャリアに大きな差をもたらします。この差は初めのうちは小さく見えますが、時間が立つほどに開いてきます。
テイカーとして要領よく自分の取り分を優先するような仕事のやり方はいつか限界がきます。とはいえ、ギバーでいたらビジネスでは損をするのではと考える方も多いでしょう。他者も自分も得られるものを最大化するためのギバーのあり方をご紹介します。
なぜ今ギバーの時代なのか?
まず、それぞれの特徴を簡単に説明します。
ギバーは「与える人」。常に他人を中心に考え、相手の利益や何を求めているかに注意を払う人。自分が受け取るよりもそれ以上に相手に与えようとする人のことです。
テイカーは「受け取る人」。常に自分を中心に考え、相手の必要性よりも自分の利益を優先する人。与えるより多くを受け取ろうとする人のことです。
現代は、ギバーがより成功しやすくなってきていると私は考えています。理由は3つです。
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