東洋経済オンラインに集いし労働者・学生・市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である。
諸君はもう『スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』を見たか? 昨年12月18日の日本公開からちょうど2カ月。これまでに累計観客動員数は650万人以上、興行収入は100億円以上に達している。もちろん世界的にも大ヒットしている人気映画だ。私は前売り券を買って、公開と同時に夫婦で見ちゃったぞ。フォースに覚醒したわけでもないし、東京ドーム看板直撃ホームラン級とまではいかないが、個人的には楽しめた。
しかし、である。実は自分の周りを見ても、この『スター・ウォーズ』を1回も見たことの無い人が結構いることに気づいたのだ。さらには、うんちくを語り出すサブカルマウンティング野郎がいっぱいいるがゆえに、何だかこうイラッときている人すらいることを。
あまりにもスター・ウォーズを礼賛する空気が強すぎて、スター・ウォーズに興味がない、今さらついていけない、ついていきたくもない人たちの声はなかなか表に出てこない。そこでスター・ウォーズ作品を1回も見たことがないという赤木智弘さん、中川淳一郎さんと、大ファンであるおおたとしまささんと私の4人で座談会を企画した。東洋経済オンラインのほか、各種メディアにも寄稿しているライター・編集者の40男たちが無駄に熱く語り合った。
臨場感を出すため、多少言い回しが乱暴になっているところは、ご理解いただければ幸いだ。では、さっそくお楽しみいただこう!
中川と赤木がスター・ウォーズを観ない理由
中川淳一郎(以下、中川):『スター・ウォーズ(以下、SW)』って、去年、『ONE PIECE』のルフィがなぜか応援メッセージを送って話題になった作品だよな。
おおたとしまさ(以下、おおた):そんなこともあったね(笑)。
中川:オレが知っていることなんて、それぐらいだよ。オレはジブリ映画だって一つも観ていないし、ディズニー映画はたまたま深夜に民放でやっていた『アラジン』しかみたことがない。だから「観て当たり前」という風潮にはまったく同調していない。
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