常見陽平(以下、常見):中川さんはアメリカで暮らした経験があるよね。向こうは最新作のために泊まり込むぐらい熱狂的なファンがいるみたいだけど、SWを観る機会はなかったんだ?
中川:まったくなかった。アメリカだと映画は3ドルぐらいで観られるんだよ。でも、オレが観たのは『インディアナ・ジョーンズ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『カラテキッド』とかだな。
常見:帰国子女はインディア“ナ”・ジョーンズって言うんだよね(笑)。『カラテキッド』って『ベスト・キッド』のことだろ。これも帰国子女うんちくだな。
中川:何が『インディ・ジョーンズ』だ。インディはアダ名だし、インディー・ジョーンズなんて名前はありえねえよ。
すでにコアなファンがたくさんついていた
常見:だはは。赤木さんはなんで観なかったの?
赤木智弘(以下、赤木):僕が映画を観る年齢になったとき、もうSWにはコアなファンがたくさんついていた。だから、ファンしか楽しめないものだと思っていたわけで。ナムコから発売されたファミコン版『スター・ウォーズ』はプレイしていたから、中川さんよりは知っているかも。ダースベイダーはサソリやサメに変身するんだよね。
おおた:ダースベイダーにそんな設定はないよ!
常見:1980年代は、版権元から訴えられてもおかしくないゲームがたくさんあったね。『E.T』とか『風の谷のナウシカ』とか。僕は、初期の作品は少し年上の親戚が見ていて。リアルタイムで「わあ、新作やっているんだ」って認識したのは、『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』かな。あと、学生時代になんとなくビデオでみて。完全にリアルタイムで見ているのはエピソード1〜3だね。おおたさんはいつから?
おおた:実は1978年に日本で初めて公開されたエピソード4が、人生で最初に観た映画なんですよ。
常見:リアルタイムで観た40代は珍しいね。
おおた:父親も好きだったんだよね。当時、コカ・コーラの懸賞でR2-D2型のラジオにも当選したから、僕が幼児期にSWから受けた影響はかなり強烈だったね。
常見:その後、エピソード5と6も観たんだ。
おおた:劇場じゃなくビデオだけどね。
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