「Gemini 3の登場でコンサルの危機?」AI時代でも必要とされるコンサルの特徴

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AIとビジネスパーソン
言われるがままに仕事をしていたのでは、AIに勝てません(写真:taa/PIXTA)
Googleの最新AI「Gemini 3」の登場により、最適解を導き出すスピードにおいて、人間はもはやAIの足元にも及ばない時代が到来した。
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、AI時代に生き残るコンサルタントと淘汰されるコンサルタントの差は、ある「たった1つの質問」ができるかどうかにかかっていると指摘する。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、なぜ「従来型の優秀なコンサルタント」ほどAIに仕事を奪われてしまうのか、その逆説的な理由と、AIには不可能な「人間の仕事」を解説する。

「相手の言うとおりに仕事をする」は、AIと同じ立場

AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「このままじゃAIに仕事を奪われる」。そんな不安を口にする若手コンサルタントが増えています。実際、アメリカではコンサルティングファームやIT系企業が大量解雇を進めており、日本でもAIによる人員置き換えが静かに進行中です。

資料作成、データ分析、基礎的な市場調査、業務設計などの「コンサルの基本業務」が、次々とAIに代替されています。

しかし、ここで多くの人が見落としている本質があります。AIに奪われるのは「仕事の種類」ではなく、「仕事への向き合い方」なのです。同じコンサルタントという職種でも、生き残る人と淘汰される人の差は、たった1行の質問ができるかどうかで決まります。

その1行とは、「そもそも、その目的で合っていますか?」です。

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