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「ほっかほっか亭ってまだあるんだ」のX投稿に反応して話題も…確かに「店舗数は減少」でも、同社が"へこたれていない"ワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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――私も、2024年くらいから御社がSNSでよく話題になっているのを目にしています。一方で、都内で暮らしていると、お店が近くにないという問題もあります。

そういえば、Xの一般ユーザーが「ほっかほっか亭ってまだあるんだ」という投稿をしていて、それに公式アカウントから返信されていたのが大きな話題になっていたこともありましたね。

自虐的な返しがバズり、その後、Xユーザーたちが「自分の街」のほっかほっか亭を挙げていく展開に(写真:ほっかほっか亭公式Xアカウントより)

ほっかほっか亭の店舗の大半はフランチャイズ店ですが、フランチャイズ契約の関係で、西日本を中心とする展開とならざるをえません。

また、中食(なかしょく)市場自体は右肩上がりで成長していますが、いまはコンビニエンスストアで手軽に弁当が買えますし、弁当屋チェーン間の競争も激しい状況です。既存のスタイルでは、なかなか成長できない時代になっています。

店舗戦略という点では、小規模の店舗を多く出店する戦略をとり始めています。店舗を小さくする限り、メニューを絞ってオペレーションを効率化するという対応をしています。

特に力を入れているのが「ワンハンドBENTO」で、主食もおかずも片手で食べられる弁当を開発しています。

大阪・関西万博でもワンハンドBENTOの限定商品を販売していますが、大好評で1日200万円を売り上げています。ワンハンドBENTOは今後、空港や駅などの人流の多い場所に出店することで、購入機会を増やしたいと考えています。

大阪・関西万博で販売している「ワンハンドBENTO」(写真:ほっかほっか亭提供)

ほっかほっか亭が運営する「コインランドリー」

もう1つ重視しているのが、「カスタマイズ」です。お客さんが自分でおかずやごはんを組み合わせて注文できる、「カスタマイズ弁当」を近畿エリアの一部で展開してきましたが、9月から東日本の店舗でも販売を開始しています。

まだ全国に1店舗しかありませんが、「トリコバーガー」というクラフトハンバーガーショップも展開しています。

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【実は、シナジーはたくさんある】

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