
全国各地で建設が進むスタジアムやアリーナ。今年だけでも、2月に高松市のあなぶきアリーナ香川、7月には名古屋市でIGアリーナがオープンし、10月には東京・青海にトヨタアリーナ東京が誕生する。

本格的なピークはこれからだ。東洋経済の調べでは、9月以降に新設・改修を予定しているスタジアムとアリーナは全国で少なくとも65カ所に上る(構想をめぐり各地で混乱が相次ぐ現状や、収益確保に向けた課題についての詳細はこちら)。
北は北海道、南は沖縄まで32の都道府県で具体的な構想が浮上しており、7カ所ではすでに工事に着手している。自治体などが保有する公有地や、既存公共施設の活用を想定しているケースが大半だ。
首都圏、東海、近畿で多数の計画
65カ所のうち、20以上の施設については、すでにコストが100億円以上に及ぶ見通しが示されている。その多くは税金が投じられる可能性があることから、住民の反対運動や議会での論争に発展しているケースもある。
地域別にみると、とくに首都圏と東海、近畿で多数の建設・改修計画が検討されていることがわかる。あなぶきアリーナが開業した香川県に隣接する愛媛と徳島、瀬戸内海を挟んだ岡山と広島でも、計5カ所でアリーナ・スタジアムの建設が検討されている。
各プロジェクトの詳細は、次ページ以降に掲載した地域別の一覧表を参照してほしい。
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