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〈一挙掲載〉日経平均が4万円から4万5000円に至るまでの225銘柄騰落率ランキング、上昇率1位は「フジクラ」で下落率1位は「レーザーテック」

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株価ボード
終値ベースでも史上初の4万5000円台に到達した日経平均株価(撮影:梅谷秀司)

日経平均株価の終値が9月18日、史上初となる4万5000円台に乗せた。大引け後の16時すぎ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の東克次・株式営業部部長は電話の鳴りやまないディーリングルームで報道陣の取材に応じた。

「4万5000円は通過点にすぎない」――。東部長に高揚感はなかった。市場関係者の間では5万円の大台がすでに視野に入っているからだ。

日経平均は7月の日米関税合意後、それまでの4万円前後で揉み合う展開から急ピッチで上昇した。足元では割高感も指摘される。実際、18日時点の日経平均のPER(株価収益率)は加重平均で18.1倍、指数ベースで23.1倍。指数ベースは過去高水準に入っている。

それでも東部長はこの先、「割高感は時間とともに解消されていくのではないか」とみる。

アメリカのトランプ政権の政策不確実性から、企業は業績見通しを慎重に置いてきた。11月以降には3月期決算企業の中間期業績が発表される。来期に向けてトランプ関税の影響が消化されるような見通しが示されれば、PER算出の分母である予想1株当たり純利益が上がり割高感は下がる。

今は高みに思える日経平均5万円の大台も、年末には手が届くところにあるというわけだ。「躊躇していた投資家も、ここまで相場が上がってくると乗り遅れてはならないと感じるようになっている」(東部長)という。

フジクラが上昇率トップを継続

日経平均は東証プライム市場に上場する225銘柄の株価を使って算出される。どの銘柄が急ピッチで上昇したのか。昨年3月4日に終値が初めて4万円台をつけてから、9月18日に4万5000円台に達するまでの225銘柄の株価騰落率を出してみた。

日経平均を代表する銘柄といえば、構成比上位にある半導体検査装置のアドバンテスト、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、半導体製造装置の東京エレクトロンなどだ。だが、225銘柄で上昇率トップとなったのはケーブル大手のフジクラだった。

日経平均225銘柄の上昇率上位

生成AIの世界的普及に伴って建設ラッシュが続くデータセンター向け市場にフジクラはいち早く進出。同社製の光ファイバーなどの採用が進んでいる(フジクラの詳細はこちら)。

日経平均が3万5000円から4万円をつけるまでの期間でもフジクラは上昇率トップだった。ただフジクラ以下の上昇率上位銘柄の顔ぶれは入れ変わった印象だ。

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