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「ほっかほっか亭ってまだあるんだ」のX投稿に反応して話題も…確かに「店舗数は減少」でも、同社が"へこたれていない"ワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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――飯沼さんは、2024年4月から同社に来られているとのことですが、取締役としてヘッドハンティングされたんでしょうか?

いえ。入社から何回か昇進を経て、最終的に2025年4月に現在の取締役になりました。青木達也が社長に就任して以来、人事改革が行われ、外部から多くの人材を招聘しています。私もその流れで、昨年ほっかほっか亭に来ました。

青木は、業績を上げた人は、社歴や年齢にかかわらず、どんどん昇進させるという方針の人事戦略を取っています。

――異例の昇進の速さですが、どのような活動をされ、どのような実績を上げられたのでしょうか?

私がやったことの1つは、広告・宣伝戦略をSNS中心に組み替えたことです。西山先生がお書きになっていた、料理研究家のリュウジ氏とのコラボもそうですし、エイプリルフールネタもそうです。他には、SNS上のクレームコメントに1つひとつ返信するという地道な活動も行っています。

こうした取り組みの結果、ほっかほっか亭からの投稿だけでなく、顧客自身の投稿、つまりUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)も急増しています。

株式会社ほっかほっか亭総本部 取締役の飯沼俊彦氏(写真左)と筆者(写真:筆者提供)

「ほっかほっか亭ってまだあるんだ」がバズった

われわれが重視しているのは「ファンの育成」です。SNSで顧客とコミュニケーションするだけでなく、スマホアプリ「ほっかアプリ」を導入したり、自社独自のポイントサービス「ほっかポイント」を運用開始したりもしています。

SNSをプロモーション戦略の中核に据える一方で、スポンサーシップやアニメとのコラボレーションなどで効果が上がっていないものは打ち切りにするなどの効率化を行いました。

その結果、広告費を大幅に削減しながら、効果は向上という成果を得ることができました。

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【既存のスタイルでは、なかなか成長できない】

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