「洗練された清湯」「整った店構え」あと1つは? ミシュラン2026「選出ラーメン店」に見えた"共通項"と"限界"

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ミシュランガイド東京2026
『ミシュランガイド東京2026』におけるラーメン部門は、掲載軒数が16軒となった(筆者撮影)
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25日、東京・ウェスティンホテル東京にて『ミシュランガイド東京2026』のセレクション発表記者会見が行われた。

『ミシュランガイド東京』はアジア初のミシュランガイドとして2007年に創刊。以来、毎年発行され、今回で19回目となる。ミシュランの調査員が覆面調査をし、5つの評価基準をもとに合議制で評価。今年も三つ星、二つ星、一つ星、ビブグルマンほか各賞が発表された。

ミシュランガイド東京2026
125周年のミシュランガイド。東京版は19回目となる(筆者撮影)

ミシュランガイドが「ビブグルマン」に選出したラーメン

ミシュランガイドにおける星の位置づけは以下のとおりだ。

一つ星:近くに訪れたら行く価値のある優れた料理

二つ星:遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理

三つ星:そのために旅行する価値のある卓越した料理

これ以外に、星は付かなくても、「価格以上の満足感が得られる料理」を提供している店を「ビブグルマン」として紹介している。

『ミシュランガイド東京』がラーメンを本格的に掲載し始めてから、すでに10年近い時が経つ。かつては一つ星を獲得した店が話題となったが、近年はビブグルマンに枠を絞り、価格以上の満足を提供する“日常食としてのラーメン”を選出する方向性が定着している。

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