「グルテンフリーの麺?ぼそぼそして美味しくないのでは…」と思いきや…小麦不使用なのに「激ウマラーメン」を作った意外な会社

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ラーメン
グルテンフリーでありながら本格的な一杯。作ったのは意外な会社だった(筆者撮影)
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大阪・関西万博に向けて、ケンミン食品が立ち上げた新ブランド「GF RAMEN LAB」。

小麦を使わないグルテンフリーでありながら本格的なラーメンを提供するお店ということで、万博会場内に期間限定の店舗を構え、連日多くの来場者を驚かせていると聞く。ここで提供しているグルテンフリーラーメンメニュー(6種類)の販売数が9月7日で累計5万杯を突破した。

「GF RAMEN LAB」の外観(写真:ケンミン食品提供)

看板メニューは「GF黄金の鶏油しょうゆラーメン」。筆者自身は万博会場を訪れることができなかったのだが、幸いにもケンミン食品の高村祐輝社長が東京に来られた際に特別にこの一杯を振る舞っていただき、その味に触れる機会を得た。

グルテンフリー麺の開発に挑戦した理由

そもそもなぜケンミン食品がグルテンフリー麺に挑戦したのかといえば、それは単なる流行や健康志向への対応ではなく、食の多様性に応えるためだった。

小麦アレルギーやグルテン不耐性を持つ人にとって、ラーメンは国民食でありながら遠い存在となる。そこで、誰もが同じ食卓を囲んで美味しくラーメンを楽しめる未来を実現したいというケンミン食品の思いが、ビーフンメーカーとして培ってきた押し出し製法の技術と結びつき、グルテンフリー麺の開発へと向かわせたのである。

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